「敢えて壊れるモノを造る技術」…なんじゃそりゃ
ようやく長~い秋雨から抜け出したんでしょうか???
それにしても一気に寒くなってきたような…。
昨日、連休の疲れで夜中ダラダラしながらネットニュースを見ていると面白い記事を発見!!
【「買い換えなくてもいい世界」をつくろうとするスウェーデンの挑戦】
永く使い続けることができれば、お金も資源も無駄遣しなくて済むもんね。
ここのサイトの記事によく出てくる「計画的陳腐化」というワード。
ほんとかどうかは分からないけど、何だか寂しくなるよね。
家電にしても、補償期間終了後くらいに壊れるようにしているとか…。スマホの画面を割れにくくできるのに割れやすいままにしているとか…。
今の技術力を考えれば、壊れない「モノづくり」なんか簡単なんでしょ。
それをわざわざ、壊れるように…。買い換えてもらえるように…。
なんだかなぁ~って…なるよね。
私の身の回りで一番感じるのはスマホ。
若者でもないし、マニアでもないし、出来ることならお気に入りのモノをず~~~~っと使いつづけたい。。。
けど、なんやアップデートが必要とか、このOSではこのアプリは使えませんとか…。
いやいやいやいや…
ただ、買い換えて欲しいだけですやん…。めんどくさい。
いいサービスを提供し続けるには、勝ち残っていかなあかんから、売上を伸ばすことはそりゃ大事やけど、ユーザーを無視しての「売るための方法」ばっかりというのは、どうも納得できない。
かといってユーザーの意見ばかりに喰い付いてしまうと、会社がもたない。
え~距離感が大事。。。
小っちゃい会社の奴が何言ってんねん!って言われるかもしれんけど、小っちゃいながらもお客さまやお寺さまから支えてもらってここまで来て実感しております。
そういうので、このスウェーデンの取り組みは非常に面白いなと。
記事内の「修理」という分野でいうと…私の仕事にも大きく関係のあることだしね。
「買い替えなくていい」モノということは「手直しを加えて使い続けれる」モノ
「手直しを加えて使える」モノというものは「元の造りがしっかりしている」モノ
私らの仕事でいえば
昔作られたお仏壇っていうのは、非常に良い材を使用しているものが多い。
それを、家を建て替えるタイミングで、また息子さん娘さんに引き継ぐタイミングで、すぐに買い換えるというよりは、出来る限り昔のお仏壇の素材を生かし、リメイクして小さくしたり、カタチを変えたりして、引き継いでいくのもええのかなと思う。
お仏壇の製造・修繕もそう。また、ここのところ本腰いれなあかんのかな…と思ってる家具作りもそう。
どちらにしても、良いモノを作り続けることが、お客さんにとっても私どものにとっても、経済的で環境にもやさしいからね。
「お客様のために…」「お客さまのご要望に…」って言いながら、金額だけ下げて、その場しのぎのような仕事をしていた血迷ったような時期を過ごしたこともあったからね。それを「良し」とするお客様もいるけど…これだと、あとあとお互いにコストがかかってしまう。
間違っても同じことを繰り返さないように
ボチボチでもええから、しっかりした仕事を、適正な金額で、永く愛されるモノづくりをしていこうと。。。
え~感じの距離感でね。
日本も、こんな取り組みをしていったらいいのにな。と思った2016秋。
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